ラブドールの材料について紹介します。
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1. シリコーン製ラブドール。
シリコーン製ラブドール(シリコーンドール)の多くは、骨格が内蔵されており、ある程度自由なポーズを取らせることができる。シリコーンの弾力で元に戻らないよう関節を固定しポージングを決める。また、シリコーンは比重が高いので内部もシリコーンを使用すると体重が実際の人間に近づくが、自分では動かないため抱いたときに重量感がある。そこで、ウレタンや繊維強化プラスチック(FRP)などの中子を入れ、軽量化を図っている。中子は骨格を兼ねる場合があるほか、ボディーラインなどの形状を形作る役目も持つ。一般的なシリコーン製ラブドールは、骨格、中子、皮膚の役目をするシリコーンの三重構造を持っている。等身大のもので、重量は30 – 45kg程度。 シリコーンの摩擦強度は高いが引き裂き強度は低く、膣以外に肛門を作り使用すると裂ける恐れがあるため肛門はない。また、口を大きく開けさせる事も困難であり、口を使用するフェラチオも難しいが、感触は素材の改良やシリコーンの二層構造などにより改善されつつある。 近年は実物の女性に近い可愛いらしくまた美しい顔も追求されており、清楚系やギャル系、幼い系ラブドールなど、頭部の種類も豊富である。頭部、胴体、腕、脚の各パーツが簡単に着脱可能なものも発売されており、好みに応じて選択することができる。髪の毛は専用のかつらを装着するが、一般に市販されているものを装着させることもできる。
2. TPE製ラブドール。
新素材の熱可塑性エラストマー(TPE)はシリコーンより安価で柔らかいため最近よく使用されるようになった。より女性の肌の感触に近くなったとされるが、反面傷付きやすい欠点もある。
3. ソフトビニール製ラブドール。
( ソフトビニール製はシリコーン製に比べて価格が安い。フィギュア人形や玩具として一般的な小型のソフトビニール人形と同じ素材であるが、ラブドールはほぼ等身大の大型であるためソフトビニールのみで形状を保つ事は困難である。そのため内部に発泡ウレタンなどを充填し形状を保っている。骨格はなくソフトビニール部材どうしで結合されているため、関節部は360度回転する。高級品であるシリコーン製に比べ、丈夫で安価で軽量ではあるものの、見た目に実物らしくない点、手触りも人体に近いとはいえず、乳房なども固いという欠点を持つ。
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